【レポート】第1回ツヤマシティチャンピオンシップス[20190407]
第1回ツヤマシティチャンピオンシップスを開催しました。
トーナメント担当なにものかよりレポートをお届けします。
大会概要
予選
大会形式…スイスドロー/24名/3回戦
試合形式…BO1/制限時間25分
レギュレーション…SM1-SM10a
決勝
大会形式…シングルエリミネーション/4名/2回戦
試合形式…BO1/制限時間25分
レギュレーション…SM1-SM10a
上位入賞
3位…トシアさん(エビワラー)
感想
・トーナメント
ジージーエンド発売直後となりましたが、まだあまり開拓が進んでいない様子。
全体的に既存のTAG TEAM GXメインのデッキが多かったです。
どのデッキも一工夫凝らされていて、予想外の展開に対戦相手が驚くような場面もちらほら見受けられました。
・イベント
津山でトーナメントをやりたい、という場所ありきのコンセプトで始まった今回のイベント。
課題は山ほどありましたが、なんとか乗り超えることができました。
少し振り返ってみたいと思います。
そもそもの話。
かつて、僕はこの津山という街でポケカプレイヤーとして活動していました。
16歳のときに小さなイベントを開いたこともあって、そのときのことを少しだけ別の記事に書いています。
趣味や仕事のために都会へ出ることは早くから考えていて、僕は18歳でこの土地を離れました。
やがて僕は大人になり、津山のことをほとんど忘れて横浜で暮らしていました。
そんなある日、ZINさんという人が津山でポケカのイベントを開いていることを知ります。
僕がある意味見捨てた土地で奮闘しているZINさんの姿は、選ばなかったほうの未来を生きているもう一人の自分のように思えました。
僕はさっそくZINさんにコンタクトを取って、その後実際にZINさんのイベントを訪ねました。
津山のイベントに人を集めるのはなかなか難しくて、僕が訪ねたときの参加者は僕とZINさんのたった2人だけでした。
僕はZINさんと苦笑いしながらサシで対戦をして、「いつかもっと大きなイベントをやりましょう、そのときは協力させてください」と約束をして津山を後にしたのでした。
更に時は流れ、ポケモンカードに爆発的なブームが訪れました。
ZINさんのイベントもとうとう参加者が2桁に到達するように。
満を持してお声掛けをいただき、今回のイベントを実行に移す運びとなりました。
やりたいことはある程度明確でした。
みんなにもっとポケモンカードの楽しさを知ってほしい。
初めて出会う対戦相手と、優勝を目指して真剣勝負をする楽しさを知ってほしい。
僕が16歳の時に津山でイベントを開いたときと同じ気持ちです。
やるべきこともかなり明確でした。
ZINさんはずっと津山在住で、実はかつてダンスイベントのオーガナイザーとして活動されていて、イベントの運営自体はベテランです。
僕ことなにものかは今は津山を離れているものの、長らくポケカのイベントオーガナイザーとして活動しています。
場所の手配と集客をZINさん、企画と資料作成を僕なにものか、という形で奇麗に役割が別れました。
分担が明確だったため必要な業務連絡が少なく、最初の1回だけ電話で打ち合わせをした後、各々が進捗を報告しながら淡々とイベントが出来上がっていきました。
お互いいい年の大人なのでそれなりに多忙でしたが、お陰で準備はかなりスムーズに進んだかと思います。
唯一、集客だけは難儀しました。
津山は桜の名所として有名で忙しいシーズンだったり、年度初めということもあって他の行事が重なっていたり、ポケカの日と被っていたり。
そもそも需要を考慮せず我々のモチベーションだけで動き始めたので、二の足を踏んでいる人が沢山いるような歯がゆい状況。
ZINさんは「全然エントリーがない……津山ってそんなにあかんかな……中止も視野に入れないと」とかなんとかいってガタイがいい割にメンタルが脆いことを露呈しはじめ、僕は「いうてもうちょっと待ったら集まるんちゃいますかねー、最悪これ以上集まらなくてもまあまあなんとかなりますよー」みたいないい加減なことを言って天命を待つ形に。
ところが、最終的に24名もの人々が集まってくれました。
トーナメント初挑戦となる津山周辺の人々。
地元でいくらでも遊べるのにわざわざ来てくれた県南の人々。
宣伝を回してくれた上に徒党を組んではるばる乗り込んできた鳥取の人々。
本当に頭が下がる思いです。
お陰様で、僕の想像を遥かに超えた賑やかなイベントになりました。
トーナメントはちゃんとみんな強かったし、クイズ大会はしっかり盛り上がりました。
津山でもできるじゃん!
僕が子供の頃に欲しかったのは、こういう場所であり時間だったんです。
夢がかなったような気持ちでした。
夢をかなえてくれて、ありがとうございました。
もちろん、全く問題がなくて全てがうまくいったという訳ではありません。
準備だったり配慮だったりが不足してご迷惑をお掛けした部分は大いにあります。
帰ってからZINさんとあれこれ反省して、次に繋げられればいいなと思っているところです。
ほんとに、第2回が実現してほしいです。
できれば、僕ではなく地域の人達の力だけで成立して欲しいと思っています。
そのときは僕は何も考えずに対戦卓でのほほんと遊びたい。
第1回のもうひとつの目的は、そのための前例作り。
というわけで、ひとつよろしくお願いいたします。
ほんとにほんとに、ありがとうございました!
じゃあ、またね!