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【レポート】シティリーグシーズン5・出張版 in 新潟[20220129]

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新潟のシティリーグに出てきました。

 

■概要

◆予選

大会形式:スイスドロー/50名/5回戦

試合形式:BO1/制限時間25分

レギュレーション:スタンダード(S1-S9)

デッキ:はくばバドレックス

結果:4-1(9位)

■感想

◆対戦

はくばバドレックスを使用しました。

巷ではアルセウスVSTARと組み合わせた新型の構築が普及しつつありますが、旧型の微調整で済ませました。

所謂はくばインテレオンとはくばアルセでは、構築がかなり変わる割にゲームメイクはあまり変わらなさそうだったので、慣れた旧型の方が信頼度が高いという判断です。

 

初戦のミュウとの試合を後攻手札事故で落としてしまったのが響いて、オポネントによりギリギリ予選突破ならず。

後攻スタートが多かった割には勝率はかなり安定しており、悪くない結果かなとは思います。

 

◆デッキ

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今回の構築はこちら。

急ごしらえの割にはまとまった印象なので、解説を残しておきます。

 

はくばバドレックスVMAX(以下、はくば)デッキは長く使い続けられてきたデッキタイプの一つですが、此度のレギュレーション変更とスターバースの登場によって構築面でかなり大きな影響を受けています。

カードプールとしては、フリージオやリセットスタンプやポケモン通信を喪失、こだわりベルトやハイパーボールが採用候補に。

メタゲームとしては、ミュウVMAX(以下、ミュウ)が仮想敵筆頭に。

全体的に、搦手を奪われたこととゲームの高速化により前半戦にシフトした能動的なゲームメイクが求められるようになった印象です。

その回答として、ボールやはくばラインを増量して序盤の展開力を強化し、クロススイッチャーやダンデを採用して積極的にサイドを取りに行く方向で構築しました。

 

はくばが取るべき戦略の方向性については、昨年末のラッシュCSの際にあむさんが書いている記事が詳しいのでおすすめしておきます。

 

note.com

 

以下、個別のカードを採用枚数と共に解説します。

 

・はくばバドレックスV 4

・はくばバドレックスVMAX 3

構築の中心。

従来より1枚ずつ増量しました。

スイクンVに以前ほど頼れなくなり、その負担がはくば方向にかかってきたので安全策です。

まず、はくばバドレックスVは初手の時点で2枚欲しいです。

ミュウ対面の初手のメロディアスエコーで消し飛ぶ可能性があり、ゲーム全体で3枚必要になるケースもそこそこあります。

はくばバドレックスVMAXの方はゲーム全体で2枚使用します。

中盤のダブつきは気になりますが、クイックボールで積極的にトラッシュしてお茶を濁します。

 

スイクンV

サブアタッカー。

打点・耐久力共に以前より頼れなくなってしまったので、1枚のみの採用としました。

ただし、特に序盤で手札が細くはくばを育てる余裕がない等スイクンVに縋るしかない場面もあり、中継ぎとしては優秀なので、欠かせない1枚ではあります。

・メッソン 4

・ジメレオン 4

・インテレオン(うらこうさく) 2

・インテレオン(クイックシューター) 1

展開エンジン。

4-4-2-1の配分です。

ジメレオンまでは場に3体並べたいので4-4の配分でよいでしょう。

クロススイッチャーに頼る都合上、インテレオン(うらこうさく)は常に構えておきたいので2枚採用。

インテレオン(クイックシューター)もこだわりベルトと合わせて射程を伸ばせるので強力ではあるのですが、インテレオン(うらこうさく)への進化を優先することが多く中盤までダブつきがちなので1枚のみとしました。

 

クロバットV

ドロー補助。

この枠はクイックボールからアクセスできるドロー要員としてネオラントVも試したのですが、結局クロバットVに戻ってきました。

単にサポーターが欲しい場面はほぼジメレオンで解決でき、クロバットVからジメレオンにアクセスできれば近い効果は得られます。

それよりも、サポーターでドローしても欲しいカードが引けなかったときに更に追加で無理矢理ドローするという選択肢の有無の違いが大きいように感じました。

先行初手で手札が壊滅しているときにチャンスを作れるかどうかの違いもあります。

 

・ガラルジグザグマ 1

打点補助。

単純に見るとこだわりベルトの3分の1の効果量ですが、こだわりベルトとの同時使用を目論んで採用しました。

クイックボールや回収ネットをダメージに変換でき、小回りが利きます。

初手で場に出せる非エクの頭数としてもカウントできます。

後攻初手では、回収ネットを絡めたはくばバドレックスVのつきさすでマーイーカやメッソンを倒せるラッキーな場面なんかも稀にあります。

インテレオン(クイックシューター)の2枚目よりはこちらの方が用途は多いはず。

 

バケッチャ

スタジアム割り。

ミュウに入っているいにしえの墓地やトレーニングコートに対して可及的速やかに手を打つために採用しました。

同様の役割を持つカードとしてはもちろん頂への雪道があるのですが、あえてバケッチャを優先したのにはいくつか理由があります。

 

まず、巷のミュウにはスタジアムが平均して合計3枚ほど入っているのですが、このスタジアム合戦に追いつくにはこちらも3枚ほどスタジアムが必要になります。

ここで採用すべきカードの筆頭候補は頂への雪道ですが、リセットスタンプを失った頂の雪道は単体で強いカードではないため、採用するにしても枚数を増やしたくありません。

また、頂への雪道が必要な場面でうらこうさくの対象として頂への雪道を選択できるような余裕のある盤面ではないことも多いです。

そういった事情を考慮すると、レベルボールやクイックボールからサーチでき、回収ネットとの合計でスタジアムを複数回割ることのできるバケッチャは好都合と言えるのではないでしょうか。

今回のシティリーグではいにしえの墓地を割りたい場面でサイドに落ちていたため、その真価はまだ確認できていません。

大変申し訳ありません。

 

・マリィ 3

展開用のサポーター。

以前はこの枠に博士の研究を多めに採用していたのですが、全てマリィに切り替えました。

リセットスタンプを失ったことへの回答ではなく、ポケモン通信を失ったことへの回答です。

博士の研究を使用する前にジメレオンのうらこうさくからポケモン通信をサーチして進化カードを山札に退避させる、ということができなくなったので、博士の研究の採用自体を躊躇いました。

もちろん、クロススイッチャーを切り飛ばすのを避けたいという理由も大きいです。

ドローの最大値が5枚しかないので展開力は控えめですが、そこは割り切り。

ガラルマタドガスと鉢合わせた場合のことも考慮して多めの枚数にしています。

 

・メロン 3

・キバナ 1

展開兼加速用のサポーター。

ここは以前と変わらない配分です。

 

・ダンデ

打点補助。

こだわりベルトとの同時使用で、相手のVMAXをワンパンできるよう採用しました。

そういった意味で、2枚目のボスの指令のような感覚です。

有効な場面は少ないので、今後要検討ではあります。

 

・クイックボール 4

・レベルボール 4

・しんかのおこう 2

ボール各種。

先行初手の盤面展開を意識して、クイックボールとレベルボールは最大枚数採用しました。

しんかのおこうも増やしたいですが、はくばバドレックスVMAXを増やしたのでそちらで我慢。

 

・たっぷりバケツ 2

エネルギーサーチ中継用。

3枚目が欲しい場面は多々あります。

 

・クロススイッチャー 4

ベンチ呼び出し用。

2回ずつ使いたい展開が割とあるのでフルの枚数。

 

・回収ネット 2

インテレオンライン回収用。

僕はずっと1枚で回していたのですが、この度ついに2枚に増やしました。

先行初手ではくばバドレックスVを保護するためにバトル場に非エクを置くと、倒されずにターンが返ってきて攻撃への切り替えのために回収ネットを使わざるを得なくなる場面があり、後半で使う2枚目が必要でした。

 

・あなぬけのヒモ 1

ポケモン交代用。

回収ネットとの合計で3枚と捉えています。

ここの枚数に余裕がないと、クロススイッチャーをサーチするために回収ネットをインテレオン(うらこうさく)に使って積みの盤面を作ることができない場面がしばしば発生します。

 

・うねりの扇

特殊エネルギー対策。

主にミュウとの対面のゲノセクトVを意識しています。

ベンチのゲノセクトVにフュージョンエネルギーが1枚つくだけではくばバドレックスVMAXが動かしにくくなってしまうので、そのゲノセクトVを無視して前を攻撃したいときに使います。

(エネルギーのついたゲノセクトVをボスの司令から倒せると一気にアドバンテージがこちらに傾くので相手側からしてもリスキーな手ではあると思うのですが、実際にこの手を打たれる場面は意外と多いです)

もちろん、ミュウVMAXのフュージョンエネルギーを剥がしてクイックシューターでダメカンを乗せるお馴染みの使い方も。

アルセウスVSTARのダブルターボエネルギーにも効きます。

 

・こだわりベルト

打点補助。

基本的にクロススイッチャーで後ろから倒すことの多いデッキなので、1枚の採用に留めました。

が、ダイランスでしか倒せなかったはずのポケモンVをエンペラーライドで捉えてエネルギーを場に残すプレイングが重要なことがわかったので、2枚目があった方が良さそうな気はしました。

色んなデッキで見かけるアルセウスVSTARをダイランスの射程に捉えられるので必ず1枚は欲しいところ。

他の打点補助手段を豊富に用意しているので、組み合わせ次第で相手のVMAXをワンパンできると気持ちいいです。

 

・頂への雪道

スタジアム枠。

主にミュウVMAXとの対面で序盤から使います。

マリィと同時に使用してゲノセクトVを止められると一番よいのですが、そこまではなかなか期待できません。

どちらかと言えば、ウッウロボのサーチ先としてスタジアムの選択を強制し、トレーニングコートやいにしえの墓地を有効ではないタイミングで吐き出させるという呼び水的な役割を期待しています。

そうして場に出てきたスタジアムは同時採用のバケッチャで可及的速やかに処理しようという寸法です。

へっへ。

不意のザマゼンタVなんかにもよく効きます。

 

・水エネルギー

エネルギー枠。

攻撃4回分で8枚くらい場に出せればよくて、それをメロンやキバナとの合計で満たせる丁度いい枚数が7枚かなと感じています。

 

◆イベント

唐突にイベントの感想に戻ります。

 

まず新潟、そして朱鷺メッセという場所がいいですね。

いくら参加枠が空いていたからと言って、どこでもいいわけではないので。

東京から新幹線で1本、川沿いの綺麗な建物。

会場の広さにも余裕があり、スタッフも選手も動きやすく快適でした。

 

 

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イベントの後は、お馴染みのすし屋弁慶。

 

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そして新潟駅前エリアのカードラボさんを偵察に行ってきました。

都内のカードショップと遜色ないくらいの品揃えがありました。

数年前までは取扱すらなかったはず。

こんなとこにも第二次ポケカブームが来ているんですね。

 

新潟はご飯が美味しい代わりに遠いし寒いしすぐ暇になるので来たくない理由の方が多いんですが、今後もやむを得ず来ると思います。

ありがとうございました。