【レポート】森井ユカ個展『ニッポン47妖怪録』[20220502]
森井ユカ先生の個展『ニッポン47妖怪録』を見に行ってきました。
■森井ユカとは
粘土細工で知られるポケモンカード公認イラストレーターのお一人です。
メディア出演時は雑貨マニアとして紹介されることも多く、何かと多才なお方です。
■感想
知ってる妖怪から知らない妖怪まで、森井ユカ風味にアレンジされた妖怪たちがどいつもこいつも可愛かったです。
ちなみに展示品はいずれも購入可能。
こいつは山形県の「化け石」。
石のあちこちから手が伸びて握り飯を平らげる、ということなのですが、ポケモンキッズにとっては既視感の強いフォルムですね。
パクり云々を主張したいわけではないです。
石に顔書いて腕生やしたら大体ああなるしこうなる。
この化け石くんに関しては体がゴツいのに目がまるっこいというギャップがよいです。
握り飯をがっちり掴んでしまっているので手がご飯粒だらけになってそう。
こいつは群馬県の「ぶんぶくちゃがま」。
ポケモンカードプレイヤーなら、東長崎でポケモンカードを取り扱っている老舗玩具店「おもちゃのぶんぶく」を思い出す人もいるはず。
「おもちゃのぶんぶく」もあのお伽話のように商売繁盛を祈ってつけられた店名なのかも。
こいつは福井県の「ぼた餅化物」。
そのまんまのネーミングにそのまんまのビジュアル、大変よいです。
MOTHER3にいそう。
大変おいしそうな質感をしているのが印象的でした。
こいつは沖縄県の「キジムナー」。
水木しげる版しか知らなかったのですが、森井ユカ版はこんなにもキュートになんですね。
僕たちが住むこの国にも、各地にその土地毎のふしぎなふしぎないきもの達がいるんです。
想像力が刺激される展示でした。