【コラム】消えた「エネルギーを上に置く」習慣
本当にどうでもいい話をします。
エネルギーの置き方の歴史の話です。
人生の一部を無駄にしても構わない向こう見ずな方だけ読み進めてください。
さて。
ポケモンカードの対戦中にエネルギーカードをポケモンにつける行為に関して、その位置や方向を規定するルールは存在しません。
そのため、プレイヤーは各々都合のいいようにエネルギーカードを盤面に配置しています。
例えばこんな感じ。
エネルギーシンボルが見えるようにして、ポケモンの下に重ねて置くのが一般的でしょう。
これを「下置き」と呼ぶことにします。
ところが、ポケモンカードの初期ではこういう置き方がそれなりに主流でした。
ポケモンの上にエネルギーを置くのです。
これを「上置き」と呼ぶことにします。
今こういう置き方をするケースは殆どないと思います。
あったとしても一時的なものか、習慣的な場合であっても少数派かと思います。
このような置き方がなぜ発生し、なぜ消えていったのか。
歴史を振り返ってみたいと思います。
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【コラム】ポケモンカードを剥がして捨てた子供たち
ポケモンカード第1弾のカード「エネルギー・リムーブ」のテキストは、次のように書かれています。
相手のポケモンについているエネルギーカードを1枚はがしてすてる。
注目してほしいのは、この「はがしてすてる」という表現。
「はがす」や「すてる」が慣用的表現として定着していることもあり、今のプレイヤーにはさほど難なく理解できるでしょう。
重ねられているカードを選択し、それをトラッシュに置く。
これが「はがしてすてる」の正しい処理手順です。
しかし、ポケモンカード発売当初はこの「はがしてすてる」を誤解した子供たちが少なからず存在しました。
そして彼らは、「カードの合紙を物理的に剥離させ、廃棄する」という驚くべき手順で処理したのです。
カードをベリベリッと剥がしてゴミ箱にポイッ。
んなわけあるかよ、と思うでしょう。
んなわけあったんです。
マジで。
今回はこの「はがしてすてる」というテキストに纏わるエピソードの考察です。
お願いします。
マジで。
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【コラム】熾烈で過酷な「0次予選」、3つの例
今、ポケモンカードのトーナメントシーンはかつてない熱狂ぶりを見せています。
その一方で、新たな問題も持ち上がってきました。
参加定員と参加希望者数の、かつてない規模の不均衡です。
CL2019シーズンも早速各種トーナメントのオンラインエントリーと抽選が行われ、ユーザー達はその結果に一喜一憂しています。
この「0次予選」、大変つらい。
これまでにも様々な「0次予選」が存在し、ユーザー達はその理不尽と戦い続けてきました。
僕はポケモンカード語り部として、この最悪のユーザー体験を歴史の闇に置き去りにしてはならないと感じています。
少しでも楽しいイベントを作ろうと奮闘している運営サイドの皆様におかれましては、何卒ご容赦いただきたい所存であります。
今日はネガティブな話です。
マジでつらかった0次予選の話。
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